狂想 主に朝日のゆんゆん投稿(準備中)

新聞(主に朝日新聞)に掲載された愉快で面白い投稿を論評つきで紹介します。

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夢にも思わないことだ 誤訳編

2005/02/20(日) 20:48:41




自衛隊見る目 感謝と冷静さ

自衛隊見る目 感謝と冷静さ
高校教員 長坂 敏雄 (大阪府堺市 55歳)


 私は時々、インターネットでアジアの新聞(英文)を読む。

 先日の「ジャカルタ・ポスト」紙に、興味深い記事があった。
 「自衛隊の人間的な顔」と題するその記事は、インドネシア・アチェ地方での救援活動を紹介するものだった。

 おおむね好意的で、若い母親の自衛隊への感謝の言葉を引用していた。
 日本語にして1200字程度の記事の中に、しかしながら、旧日本軍のことが2回も出てきた。

 「1942年当時の軍はフル武装だったが、今回は薬と注射器を持ってやって来た」
 「若い母親は日本統治下の経験がなく」の2カ所。

 今回の自衛隊の活動を詳細に、しかも肯定的に報告しつつも、六十数年前の経験にしっかり触れていることに、私たちは注目すべきだろう。

 さらに日本の憲法が武力の行使を禁じている点にも触れている。
 アチェをいえば、国軍とアチェ独立派との武力闘争が絶えない地域だ。

 軍隊の持つ暴力性を日々体験している彼らは、自衛隊に対しても同様の危惧を抱いているようだ。

 私たちはこうした現地の冷めた目も、十分理解しなければならない。
 今回の救援活動で、自衛隊がアジアで認知されたなどと夢にも思わないことだ。

(2005年2月20日 大阪版)


この投稿文に書かれている「ジャカルタ・ポスト」紙の興味深い記事とやらを見て見ましょう。
「ジャカルタ・ポスト」は無料でアーカイブを公開しているので、1次ソースを当たる際には大変便利ですね。

”Japan's army shows its human face”と題する原文と簡単な和訳はここに。

さて、ジャカルタ・ポストの原文を当たってみると、基本的な熟語である”in full force”{全力を挙げて・総勢そうぜいで}を、{フル装備で}と訳すなど、教師らしかぬ誤訳を頻発していることが判ります。
おそらく、左かかった人が言葉のロールシャッハテストを受けてみると、全ての言葉が軍事がらみに見えてしまうのではないでしょうか?

forceという単語を見るや否や、単純に「力」とは思わずに、「キャー、軍隊だぁ! 武装だぁ!」という具合にパニックを起すのかもしれません。

しかし、読み進める内に、1回や2回の誤訳をしたくらいでは説明が出来ないぐらいに、結論がぶっ飛んでいることに気付かされます。

例えば、記事中にこのような文があります。 ”Regarding their presence now in Aceh, so far no one has complained at all. ” {現在のアチェにおいて、(今のところは)誰もが全くと言っても良いほど、 彼ら(自衛隊)の存在に大して不平を言う人はいません}

このような文章が一文でも入っては、『自衛隊に対しても同様の危惧を抱いているようだ』という解釈は難しくなってしまいます。
確かに、新聞の行間を読み取り記者の隠れた思いを汲み取ったならば、自衛隊に対しても同様の危惧はしているのかもしれませんが、普通に読む分には自衛隊は良くやっているとしか読み取ることが出来ないのです。

また、例に出ている若い母親も、「多くのアチェの人々は軍によって傷ついている」と言及した上で、"but the presence of the Japanese is really welcomed here"など言っちゃいました。 "really welcomed here"ですよ?
この記事の中において、未だに自衛隊がアジアで認知されていないとする論拠は、旧日本軍のことが2回も出てきたということのみのようです。
どうやら、投稿者にとって旧日本軍という言葉はどうしようもない侮蔑語のようです。

ひとまず、現地の冷めた目を無理やり理解するよりも、教師として生徒から冷めた目をされないように気をつけるほうが先だと思いました。
流行語賞TB:0CM:0
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