狂想 主に朝日のゆんゆん投稿(準備中)

新聞(主に朝日新聞)に掲載された愉快で面白い投稿を論評つきで紹介します。

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狂想

Author:狂想
このブログは新聞(主に朝日新聞)に掲載された面白い投稿を軽いツッコミ付きで紹介するものです。
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憲法記念日メドレー

2006/06/03(土) 23:29:12

2006年の憲法記念日には、小粒ながらも生きの良い9条関連投稿が沢山やってきました。
殿堂入りや特別賞まで行かないまでも、なかなか面白いものが多く読み応えもありますので、3つばかりここで紹介しますね。



許してならぬ集団的自衛権
無職 山中 輝康(北海道帯広市 72歳)


 昨年10月に自民党は「改憲草案」を発表し、今年に入って改憲の具体的な手続きを決める国民投票法案が検討されているという。

 自民党は「自衛のために独立国に最小限の軍事力は必要だ」とか、「現憲法は外国の圧力で作られたもの」とか言って、民族意識をあおり、手を替え品を替え、改憲の世論操作をしようとしている。

 すでに日本の防衛費は世界有数であり、現実の自衛隊は新鋭のハイテク兵器で武装された軍隊である。
 これが改憲で国軍として公認されたら、「集団的自衛権」の名の下、軍隊として、日米安保によって米軍と一体となって反米国家と対峙し、時には武力行使のために日本軍が派兵される可能性もある。

 その際、「国際貢献」とか「国益のため」という大義名分が持ち出されるであろう。
 あとは、「お国のため」に銃を握れる少国民の育成が課題であろう。

 愛国心を強調した教育基本法に変える目的もここにある。
 こんな改憲を許してよいのか。

 先の大戦で死んだ310万の同胞の慟哭(どうこく)と日本軍に殺された2千万と言われる近隣諸国の民衆の怨嗟(えんさ)の声が聞こえないのか。

(2006年5月2日 東京版)


前夜祭を飾る憲法投稿。
特定アジアから響き渡る2千万人の怨嗟の声に、思わず失笑してしまいました。

どうでも良いですが、中国共産党が発表した日本軍に虐殺された中国人の数が2千万人なんですが、それはどうなったのでしょうか?
また、朝日新聞の社説発表では、アジア諸国で1千万人らしいです。

死んだ人間の数を、数千万人単位ですら特定できない中国の計測技術が不憫でなりません。
別に紀元前数千年前の戦争の犠牲者を計測しているわけでもなく、たった数十年前の出来事すらアヤフヤなんでしょうねぇ。

しかも、順調に増え続けていますし。

また、自衛隊が世界有数の防衛費を誇っているからと言って、自衛隊が兵器にお金をかけているという訳ではないことも、もう少し浸透して欲しいものです。
防衛費が高い理由は、単に人件費が異様に高いだけです。

単純な軍隊の規模で言えば、中国の足元にも及びません。
一個一個の兵器の性能が高くても、各師団ごとに必要な兵器が足らないというのが今の自衛隊の現状です。

もの凄い性能を持った戦車と、ハイテク装備に身を包んだ優秀な歩兵がいたとしても、その歩兵を運ぶ装甲兵員輸送車や歩兵先頭車が足りなければ、その性能をほとんど発揮できませんし、榴弾砲の数が足りなければドロドロの戦いになってしまいます。

それはそうと、集団的自衛権とは、同盟国が侵略された場合において援護するものだったはずなのに、いつの間にか侵略戦争を擁護する権利になっている不思議現象が発生しているみたいですね。

いつから、そんな風潮になったのでしょうか?

格調の高さに胸を張ったが
無職 橋爪 志津乃(東京都 87歳)


「大日本帝国」「神の国」が一気に崩壊した、その真っ只中に私はいた。
 精神は「忠君愛国」、天皇は神様、戦争は聖戦と決まっていた。

 それが「侵略戦争」と知った時、私は胸を撃ち抜かれた空洞人間になってしまった。
 激しい怒りを感じながら、その怒りをぶつける資格のない悲しみと情けなさで、食事も喉を通らなかった。

 私たち国民学校の教師は、軍国主義の教科書に墨を塗らせた。
 その時私は、教師失格を自認して教職を辞した。

 61年後の今、改憲の動きが強まり、あの時の記憶が昨日のことのようによみがえってきた。
 「あの黒塗り教科書で消した部分が、まだ生きている」

 平和憲法施行の際には、その格調の高さに「これこそ人間の生きる道」と胸を張る思いがした。
 特に9条の戦争放棄については、誤った国策への反省と、犠牲になった方々に対する良心の証しだと感じた。

 それは長らく国民の間に定着するものとばかり思っていた。

 それがなんと、2003年6月には有事3法が成立。
 参院では議員の8割以上が賛成して可決したと聞き、血の気が引いた。

 死守してきた平和が音を立てて崩れていくようで、頼みの綱はもはや9条だけだ。
 9条は世界に誇る日本の心だ。

 これが政治家には分からないのだろうか。

(2006年5月3日 東京版)


生きる指針に9条を掲げてしまった男の末路です。
戦前の「天皇は神」が戦後は「9条は聖典」に変わっただけで、本質は何も変わっていないことを物語っています。

はっきり言って「9条は世界に誇る日本の心だ」も「大東亜共栄圏は世界に誇る理想だ」と、根本的なところで一緒です。

所詮は与えられたスローガンに感化しやすいだけだったのではないでしょうか?
事実を検証するでもなく「侵略戦争」と言われれば、今まで「聖戦」と信じていたのに、コロっと方向転換。

もし、「9条によって日本国民は、拉致被害や海賊行為の恐怖に晒されていたのだ!」との世論が高まれば、またまた胸を撃ち抜かれた空洞人間になってしまうんじゃないでしょうか。

そして、『新平和憲法施行の際には、その当たり前さに「これこそ自然界の真理」と胸を張る思いがした』ぐらいのことは言ってのけそうです。
戦前の「聖戦」説も戦後の「これこそ人の生きる道」説両方、確たる根拠があるわけでなく、周りがそう言うから『心の底から信じて』しまったという感じがするんですよね。

確証を持って戦前は「聖戦」だと信じていたのであれば、それを裏付ける根拠があるわけで、普通ならば「侵略戦争の側面があったかもしれないが、私はあれが聖戦だったと信じる」くらいは心の何処かで感じていないと、正直腑に落ちないのです。

平和の頼みの綱が9条という時点で、何か良くない宗教に騙されている気がしてなりません。
しかし、あれほど「戦争になる!」と騒がれていた有事3法が成立して3年経とうとしていますが、未だに家が取り壊されて戦闘機の滑走路になる気配はないですね。

天皇の第1章 削除提案する
主婦 佐藤 ゆき子(岩手県奥州市 65歳)


 近頃、憲法改正の論議がかまびすしい。

 私も改正にくみしたい方だ。
 ただし私の場合は、議論の沸騰している第2章9条ではなく、第1章の「天皇」を削除する改正を提案したい。

 「日本国の象徴」などというとらえどころのない地位に就けさせられた天皇の時代になって、既に60年が経過した。
 現憲法が公布された当時は、占領側の連合国総司令部(GHQ)との駆け引きや、様々な思惑も絡み合い、現行の体制に着地点を見出したのだろう。

 けれども、旧憲法を知る世代も少なくなった今日、天皇制の是非を国民的課題として見直すべき時期にきている気がしてならない。
 折から皇室典範改正も取りざたされ、女性天皇についての議論が避けて通れない局面を迎えている。

 果たして現在のような制度のあり方に打開策はないか、検討を深める必要がある。
 先の戦争を鑑みても、事あるごとに天皇の名を借りて軍部が横暴を行った事があった。

 昨今の日の丸や君が代の強制や、愛国心をめぐる動きに不穏なものを感じる。
 平和をうたう9条には手を付けず、むしろ第1章の削除を願う。

(2006年5月3日 東京本社版版)


つまり、王政復古の大号令を行え!という真右の主張でしょうか?
 「日本国の象徴」などというとらえどころのない地位ではなく、全責任を天皇が掌握せよ!という街車右翼も真っ青な主張なのでしょうか?

立憲君主制の今の日本において、急に第1章を破棄して天皇を廃止なんてしようものなら、現在天皇が行っている国事行為は誰がするのでしょうか?
憲法第3条~8条がある以上、内閣総理大臣が代わりに行えば内閣の力が肥大するため、三権分立が成立しなくなりますし、難しい問題です。

たしかに国民投票で別の誰かを立てればいいのでしょうが、国にとって大事なことである以上、事前審査は厳しいものになるでしょうし、結局選ばれた人間とそれに群がる利権争いが発生するだけです。

そして、天皇を廃止して欲しい理由が「先の戦争を鑑みても、事あるごとに天皇の名を借りて軍部が横暴を行った事があった」から、平和のために第1章を破棄して欲しいって・・・・・
憲法第66条その2で、内閣総理大臣その他の国務大臣は文民でなければならないと定め、65条で行政権は内閣に属すると定めている以上、軍部の暴走は100%ないです。

だいたい今のご時世に、天皇なんて担ぎ出した時点で国会と裁判所が黙ってないでしょうに・・・・・


/*さて、今年の憲法記念日は豊作でした。
本当は朝日に送られてきた憲法関連投稿を全て紹介しようかとも考えたのですが、ほとんど同じようなツッコミになりそうだったので、方向性の違う3つの投稿をここで紹介させていただきました。

ただ、本当に小粒ばかりでしたねぇ。
超度級のものが1つでもあれば、全部1括りにして特別賞でも良かったのですが・・・

今回は量が素晴らしかったことですし、贅沢ばかりは言っていられないですね。


こんな感じで今年の憲法記念日特集はお終いです。
また、来年も楽しみにしたいところですね。

微妙な投稿TB:0CM:0
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