出生率減少 女性より男性に問題
主婦 陰山 あづさ (神戸市西区 38歳)
出生率の話をするとき、必ず女性についての論議が出る。
非婚や晩婚、社会進出についてうんぬんされ、果ては「出生率が低いのは、自由に生きようとする女性のわがままのせい」とまで言う人がいる。
だが、男性に責任はないのだろうか。
「1人の女性が一生に産む子供の数」の話はもういい。
「1人の男性が一生に養育する子供の数」を数えてほしい。
子供は生まれればよいというものではない。
責任を持って育てることが必要だ。
産ませるだけで、すべての責任を女性に押しつけ、消えてしまう男性が増えているように思う。
経済的に自立している女性は未婚で子供を持つ人もいる。
だが、男性の場合はほとんど皆無ではないだろうか。
学業中退者、ニート、ネットカフェ難民など、私の知る限りすべて男性の方が多い。
男性が単独で子供を養育するなど夢の夢である。
女性に子供を産む力はあるのに、男性に子供を持つ力がなくなってきているのが現状ではないか。
(毎日新聞 2008年9月4日)
はいはい。男が悪い。男が悪い。
それにしても、ある時は日本女性は淫売だと世界に発信し、またある時は日本男性を紙面を使って批判する毎日hentai新聞は大丈夫なのでしょうか?
さて、女性の社会進出(主婦の構造改革)に伴って出生率が下がることは時間的に事実でしょうし、その判断について男性に非はないでしょう。
こんなものは、エリート女性が唱え始めた変な男女同権が叫ばれた時点で、十二分に予想された結果だと思います。
そして、今回の「男と同等の責任ある仕事に就くということは、簡単に子供を産めないことは承知のはず」という批判に対して、『男性には経済的に独立していない者が多い』という、訳のわからない論理のすり替えをしている点も、これまた典型的な男が悪い論だったりします。
まぁ、この手の話は「男性は精神的に成熟していない」か「男性は経済的に独立していない」との結論に達し、みんなで「男が悪い」と囃し立てるのが常といえば常なんですよね。
<「1人の男性が一生に養育する子供の数」を数えてほしい>なんて、いったい何を知りたいのか理解ができません。
そんなもの父親不明の子供が存在する以上、確実に男性が養育する子供の数が少ないのに決まっています。
きっと、女性と比べて子供を養育している男性の数が少なければ少ないほど、投稿者は男性は「責任感のない」として男性叩きを行いたいのでしょうが、その分だけ雲隠れするような男と関係を持った女性や、子供の父親すら特定できない状態に置かれた「貞操観念のない」母親が多いとも言えてしまいます。
逆に男性が養育する子供の数が女性のそれを上回るような状態だとしても、それまたカオスな状態となることでしょう。
この場合は、1人の子供の養育費を2人以上の男性から請求しているということになっちゃいます。
続く<産ませるだけで、すべての責任を女性に押しつけ、消えてしまう男性が増えているように思う>なんて主張は、「具体的なデータを示せ」で終わってしまいますし、<経済的に自立している女性は未婚で子供を持つ人もいる。だが、男性の場合はほとんど皆無ではないだろうか。>というのも、実に馬鹿馬鹿しいロジックで嫌になってしまいます。
常識的に考えて、『未婚の父』なんて、相当のドラマチックな展開でもない限り起こりえませんよ。
未婚ということは、婚前性交で出来てしまった子供を認知した上で、結婚することなく自ら一人で育てるというパターンぐらいでしょう。
こんな状態の父子家庭があるのなら、彼が子供を引き取るまでのストーリーを感動の2時間ドラマで再現できちゃいます。
これが単純に、「離婚後は、女性のほうが男性よりも子供を引き取る確率が高い」という意見であれば、そりゃあ「法律の問題っしょ」としか言えません。
裁判で親権を争った場合、母親がよっぽど精神的に病んでいない限り、「父親が養育費を払って、子供は母親が育てるべき」という判決になりますよ。
そして、父子家庭の存在を無視して<男性が単独で子供を養育するなど夢の夢である>なんて口走る主婦が日本に存在することは、世の男性にとって意外と脅威かもしれません。
男性蔑視の精神で父子家庭の存在そのもを否定する差別主義者でも、妻にしようものなら一生をかけて扶養しなくてはならないんですよね。
こういう考えの妻との間に子供を作りたいとは思えません。
話は逸れますが、冗談抜きにして『一般的な男性』が結婚することで得るメリットって、法的には皆無だったりします。
妻が旦那以外の間に子供を身ごもっても、扶養義務は旦那に発生しますし、慰謝料その他も基本的に女性側の言い分が通りやすかったりします。
晩婚化の一番大きな理由は経済的な理由だと考えていますが、少なからず「最初から結婚する気がない」男性が増えたということもあるように思えます。
そういう意味では、投稿者の<男性に子供を持つ力がなくなってきているのが現状ではないか>という結論は正しいのではないでしょうか?
では、どうして<女性に子供を産む力はあるのに、男性に子供を持つ力がなくなってきている>ので、「男が悪い」にどうしてなるのか不思議でなりません。
普通に考えて、女性は力を奪われていないが、どういう訳か男性の力は何者かに奪われているという考えは閃かなかったのでしょうか?
次の投稿者の言葉が、男性に対する社会の風当たりかと思います。
<学業中退者、ニート、ネットカフェ難民など、私の知る限りすべて男性の方が多い>
つまり、男性の無職は「ニート」であり、女性での無職は「家事手伝い」というだけです。
ネカフェ難民についても、実家には世間体を気にして戻れないけど、だからといって住む家もない状態の成れの果てでしょう。
社会は女性の無職について、とてつもなく寛大です。
それは、男性にとっての労働は「義務」であり、女性にとっての労働は「選択」というだけなんですよね。
それならば、男性にとって家庭が「選択」となっても不思議ではないはずなのに、どういう訳か結婚出来ない男は駄目という認識が世間にあります。
なんか不公平な気がして仕方ありません。