予算野無き子 高齢者を歌う
医師 池山 淳(愛知県大府市 70歳)
ああ父母よ 君を泣く 君死にたもうなかれ
戦渦をくぐりさまよいて 原爆空襲生き抜いて日本をつくりし君なれば たとえお上が死ねよとて 老人医療をつくるとも お上のつくりし決まりでは療養ベッドがなくなって そのうえリハビリとめられた 早期退院迫られて 行き場を失う君なるもこの世のひとりの君ならで 君死にたもうなかれ
保険負担が高騰し さらに扶養もはずされた脳卒中と認知症 規制がかかり医療なし 自己負担も膨らんで 在宅死亡が進む日々ああまた誰をたのむべき 君死にたもうことなかれ
予算野無き子
◇
歌人与謝野晶子が、日露戦争に参戦する弟を嘆いて歌ったのが「君死にたまふことなかれ」である。
われ「予算野無き子」は高齢者医療の現状を憂え、こう替えて歌った。
(2008年5月22日付 東京版)
予算野無き子・・・・・
笑い死にさせる気ですか?
一歩間違えれば、家無き子みたいになってますよ。
つまり、「同情するなら金をくれ!」ということですね。よく分かります。
それにしても、<在宅死亡が進む日々>に至っては、病室のベットで死ぬよりも、自宅で死ぬことを選ぶ患者もいる訳ですし、必ずしも悪という訳ではないですよね。
なんというか、医療保険が高沸して苦しむ患者がいるのであれば、自腹を切ってでも救ってみたらどうでしょうか?
この投稿者がどのような病院に勤めているのかは知りませんが、少なくとも慈善事業が出来る環境にいることは間違いありません。
いっそ、「後期高齢者医療制度」反対キャンペーンを張らずに、「医師達の利益を患者達に還元しようじゃないか」キャンペーンを張ったほうが国民の支持を得られそうですよ。
今までの医療制度だって、国民が出した税金で運営されていた訳ですし、国の金だからって万能金庫ではないのです。
しかし、今は何かと「後期高齢者医療制度」が叩かれている訳ですが、具体的な代替案を示して反対している方は、滅多にお目にかかれません。
75歳以上の人口が総人口の1割という国際的に見てもあり得ない水準に達した現在の日本において、高齢者医療制度などを現状維持していては財政的に破綻してしまうと、どうして理解できないのでしょうか。
全ての弱者をカバー出来ればbestではあるのですが、そんな無限の金がどこにあるというのでしょう?
政治とは、限られたパイを以て何を切るかを考えることだと私は思います。
戦前から生きているお年寄りは、今の日本を作った偉大な方だと私自身も思いますが、その為に若者が重税に喘いでは意味がありません。
子供を産むことも育てることも金銭的に出来ない若者を大量生産しといて、国家として大丈夫だと考えているのでしょうか?
私がロストジェネレーションと呼ばれる世代だから特にそうなのかもしれませんが、今の若者は間違っても国家に頼ろうなんて考えてませんよ
税金は日本という国に住む為の家賃だと割りきっています。
下手すると、このままでは日本が終了するかもしれないとすら考えています。
まぁ、だからこそ政治に興味を持ったのかもしれませんけどね。
また、2004年に行われた全国消費実態調査において、高齢者世帯(世帯主が65歳以上の世帯)の1世帯当たり家計資産額(純資産額)が、全世代平均の1.5倍もあり、70歳以上の家計資産は30歳未満の世帯主の家計資産の7.3倍とのデータもたたき出されています。
1999年の調査では、6.7倍止まりだったことを考えると、年々酷くなっているんですよね。
働いている層よりも、引退した層のほうが貯金があるのに、一律に保護するというのはおかしいような気がします。
老人が弱者に見えるというだけで、本当の経済弱者はいったい誰なのでしょうか?
このままの医療制度を維持するのであれば、労働者への各種税金や医療保険負担がさらに高まり、今の若者と高齢者との経済格差はますます広がることでしょう。
そして、若者の経済力が衰えれば、それだけ日本という国の経済力が下がることを意味しています。
国民健康保険にすら馬鹿らしくなって加入しない若者が増えれば増えるほど、さらに日本は財政的に破綻してしまうのです。
では、どうすれば良いのか?と聞かれれば、生活保護のように個人の資産を踏まえた上で負担額を決定してはどうかなぁと、私は考えています。
こうすれば、負担額を減らしたいが為に資産を減らす人間はいないでしょうし、暇つぶしに通院する老人も減るのではないでしょうか?
そして、何らかの事故などで入院となった場合、入院費などで個人が持つ資産が減れば、それだけ負担額は減るという仕組みです。
どうですか?お客さん。
けっこう良く出来ていると思うんですけどね。
ただ、問題なのは調査に物凄い手間がかかるってことぐらいですか。
しっかし、TVなどで「老人に死ねと言うのか!!」と吠えている老人を見るたびに、こういう人間を生かす為に、縁の下を支えるのは嫌だなぁ〜と思ってしまいます・・・
その代わり、感謝や謙虚さを忘れないご老人には、長生きして欲しいですね。