多数ごり押し 安倍晋かるた
医師 田村 康一(和歌山市 60歳)
あ――アア、長年積み上げてきた年金も危うし。
戦争放棄の国も、「美しい国」の美名のもとに、なし崩し的に戦争憲法へと改悪の流れ。
べ――ベールの下にはよろいがちらほら。
力で解決することを「国是」としているアメリカの言うがまま。
イラク派兵も、説明も反省もなく延長とは。
し――しょうがないか。
これが我らが選んだ政治家の総意では。
少数意見を無視して、単なる多数意見のごり押しは、独裁政治に他ならない。
ん――「ん」が最初にくる、なにか本末転倒の政治。
これで国民のためといえるのか。
国家は国のためにあるのか、国民のためにあるのか。
ぞ――ぞっとするような安倍内閣の針路。
このまま放置してよいはずはない。
どこかで歯止めをかけないと、この国は大変なことになる。
う――うみのたまった政権が、法案をなにがなんでも通過させるため会期を延長し、法案通過を実績とアピールしようなんて、単なる自己満足にすぎず、片腹痛し。
その政権にノーをつきつける日は近い。
(2007年7月5日 大阪本社)
大喜利の定番、あいうえお作文です。
お笑いの伝統芸を声欄で披露するなんて、さすが笑いに対する意気込みが違いますよね。
まずは『
あ』!
最初の言葉が「アア、」って有りですか?
普通に『アメリカ』や『アジア』と使って、2行目の戦争放棄の国へと繋げれば奇麗な流れになった気がするのですが、そんなにまで年金問題に「嗚呼」と悲嘆したかったのでしょうか?
それにしても、戦争憲法ってどんな憲法なんでしょうね。
もし、9条の見直しがイコールとして戦争憲法を指すのであれば、世界中の国々が戦争憲法を掲げていることになってしまいますよ。
次は『
べ』!
アメリカは力で解決することを「国是」としている国と来ちゃいましたか。
で、そんな力で解決することを「国是」とする国相手に、どうやって力なしで日本は反抗する気なのでしょう?
3行目で、力さえあれば多少の無茶はゴリ押し出来るって認めちゃっているじゃないですか。
はい、次は『
し』です!
まぁ、確かにしょうがないですよね。
これが普通選挙制な訳ですから。
で、少数意見を無視する政治は独裁政治?
いや、一人の独裁者とその側近の者だけの超少数意見が通る政治のことを、独裁政治と言うのじゃないんですか?
どうでも良いんですが、毎回毎回、なんでこの手の人間は今の与党を選んだ者は真理を判らぬ愚民共!というスタンスで上から目線で物を言うのでしょう。
自分たちが少数派という自覚があるのであれば、大多数の人間を説得するためにも下手にでて真理を説くべきだと思うんですけどね。
さくさく行きましょう。
次は『
ん』!
これは無茶です!
きっと色々と悩んだことだけはヒシヒシと伝わってきます。
こんな無茶をやらずに普通に『しん』で考えた方が楽だったんじゃないでしょうか。
個人的な意見を言わせて貰えば、国家は国民を守るために存在し、その代わり国民は国家を繁栄させる義務があると私は考えています。
個人が好き勝手なことを言い出せば、国なんて簡単に崩壊しますよ。
そろそろ疲れてきましたね。
はい『
ぞ』!
針路の何に対して<ぞっとする>のか。
そして、どう大変なことになるのか一切の説明がない見事な文。
まぁ、どうせこのまま阿倍政権を放置したら日本は徴兵制の国になってアジアを侵略するウィィィリィアといったところでしょうか。
特に目新しいことがなくて、本当にぞっとしない主張ですね。
やっと終わりだ!
阿倍晋かるた!!
最後のお題は『
う』!
確かに自民党は膿が貯まりまくっていますが、壊死しちゃっている政党や人食いバクテリアが発生しちゃっている政党よりはマシだと思いますよ。
だいたい、会期を延長させるったって牛歩戦術を使う御大よりはマシでしょう。
しかし、本来ならば今回の年金問題や住民税の増加などで野党はチャンスであるはずなのに、何でどの政党も見当違いの方向に突っ走っていくんでしょうねぇ。
民主党なんてかなりのチャンスのはずなのに、在日外国人の選挙権を認めさせようと言い出しちゃいましたし・・・・
保守である私から見ても自民はダメな点が多々あるのですが、他の政党がより一層ダメで・・・・
それにしても、国民からノーとつきつけられる政権を独裁政治だと主張している投稿者は、何処の政党を支持しているのでしょう。
だいたい片腹痛いって、こういう時に使う言葉でしたっけ?
本来は傍痛しであるなんて野暮なことは抜きにして、なんか違和感があるんですよね。