若い人たちは昭和史学んで
無職 笹原 勇(松山市 68歳)
今の日本人は、昭和の歴史を学ぶきちんとした教育を受けてないのが弱点だ。
歴史に「たら、れば」はないが、戦前の歴史を見ても「あのときの判断が間違っていなければ、日本はもっと違う国になっていた」という思いは誰でも持っているだろう。
戦後の歴史を見てもそうで、やはり歴史を正しく学ぶことが必要である。
その際、特に気をつけたいのは、日本人は付和雷同というか、みんな一方向に行く傾向がある。
たとえば松本サリン事件のとき、多くの国民が河野義行さんを犯人と決め付けたように、大変危険なことである。
ネット社会が進むと、さらにその傾向が強まるだろう。というのは、ネットの世界ではワンフレーズで情緒や感情に訴えるほうが受けがよく、知的で論理的で長い言葉は誰も読もうとしない。
感情や情緒が先走ると、歴史の判断を間違えやすい。
特に若い人たちには昭和史を勉強し、冷静に理知的な判断をしてほしいものだ。
(愛媛新聞 2006年12月22日)
判断を間違えた戦前の出来事とは、いったい何を指しているのでしょう?
1910年8月22日に日韓併合をしてしまったことでしょうか?
それとも、1905年12月に韓国統監府を設置してしまったことでしょうか?
確かにそんなことをしなかったならば、今の日本はもっと良くなっていたかもしれません。
しかし、そのような選択をしていた場合、ひょっとすると日本の真横全域にロシアが君臨しているかもしれない以上、判断が難しいところではあります。
それにしても、戦中は判断ミスと考えても良い出来事は多々あるとはいえ、戦前の日本人が当時知りえた情報より下した判断で、そこまで致命的な判断ミスと断罪して良い出来事って今ひとつ思いつかないんですよね。
投稿者が何を判断ミスと考えているかは分かりませんが、おそらく投稿者が考えているだろう道を日本が選んでいた場合、世界は「白人にあらずんば人にあらず」の世界になっていたんだうなぁと何となくですが思えてしまいます。
また、日本人は付和雷同的といいますが、一方向に行くよう煽っているのはマスコミではありませんか。
近隣住民から「河野義行さんは薬品を普段から扱っていて怪しい」と証言まで取ってまで煽ったのはマスコミですし、河野義行さんを犯人だと決め付けたのもマスコミです。
住民が勝手に騒ぎ出し訳でもありませんし、警察が正式に犯人確定だと発表をしたわけでもなかったかと思います。
そこでマスメディアを批判するのであれば、まだ話の流れとしてはおかしくないのですが、なぜここでネットが出てくるのでしょう?
ネットにおいて力を持つ言葉は、知的で論理的である言葉ですし、その際にソースや具体的なデータがあればあるほど力を持つ世界ですよ。
そりゃあ人間ですから、短いフレーズのほうが読みやすいですし好まれますが、玉石混合のネットだからこそ具体的なデータと論理性がなければ言葉として耳を傾けてもらえません。
ワンフレーズで情緒や感情に訴える言葉ではコピペ認定や煽り認定をされるだけです。
むしろ、ワンフレーズで情緒や感情に訴えているのは、新聞の見出しや報道番組ではないでしょうか。
確かに報道番組は尺の問題や、何かをしながらテレビを観ている人が多いのため、知的で論理的で長い言葉なんて聞いていられないということもあるでしょうが、新聞が見出しで煽るのはどうかと思います。
それで記事で具体的なデータを示せば良いんですが、最近では「関係者は〜と証言している」と、ソースまでネット並な記事も少なからずあることは問題です。
まぁ、この投稿者はまず持論について冷静で理知的な判断をすべきではないでしょうか?
どの段落をとっても感情や情緒で断定しているだけで具体的な事柄を松本サリン事件以外は一つも混ぜていないのですから。
しかも、付和雷同的だった具体例で松本サリンはないですよねぇ。